高齢者のみなさんといっしょに終活の勉強をしていると、「終活とはどんなことをすればいいの?」という問い合わせを頂きます。

終活をしなければいけない!と思われている方は多いのですが、
1.何をすれば良いのか?
2.何から始めれば良いのか?
3.遺言だけ書いとけば良いのか?
4.エンディングノートは何から書けば良いのか?
など皆さんそれぞれにお悩みがあり、動き出せない現実があるようです。

終活に必要な10項目

終活は幅が広く奥が深いです。

一言で終活と言っても取り組む項目が大きすぎて絞り込めないのが私も理解できます。また財産や相続など法律で定められていることもあり、専門家に依頼しなければ効力を得ない項目もあり迷ってしまい判断がつかないこともあります。

いつもお話をするのですが、終活は自分自身の過去の振り返りと未来の想定と考えれば整理がしやすいのではないでしょうか!

終活を細分化してみては

ご自身の過去の整理

生前整理や断捨離は、終活の重要な一環です。以下に、それらを実践するための具体的な行動を簡単にまとめます。

  1. 物の整理: 不要な物を整理し、必要なものだけを残す。使わない服や家具、文書などを見直して処分する。
  2. 文書の整理: 重要な文書や証明書を整理し、遺族が必要な情報をすぐに見つけられるように整頓する。遺言書や保険証券、銀行口座情報などをまとめる。
  3. デジタルデータの整理: パソコンやスマートフォン、オンラインアカウントの整理を行い、重要なデータやアカウント情報を整理し、遺族がアクセスできるようにする。
  4. 財務の整理: 銀行口座や投資口座、保険などの財務情報を整理し、遺族が把握しやすい形で残す。債務や負債の整理も含める。
  5. 遺品整理の手配: 遺族が残された遺品を整理する手助けをする。不用品の処分や大切な遺品の保管場所の確保をサポートする。
  6. 価値ある物品の譲渡: 意思があれば、大切な物品を家族や友人に贈ることを検討する。特別な思い出や価値のある品物を伝えることで、愛着を持ってもらえる。

これらの行動を通じて、生前整理や断捨離を進めることで、自身の生活を整えるだけでなく、遺族にとっても負担を軽減し、円満な遺産相続を促進することができます。