EMOTORAD XPLORERを実際に購入した65歳の本音レビュー。約30kgの重さ、折りたたみ、乗り心地、荷物の積載、駐輪場、保管まで正直に書きます。

ファットタイヤの電動アシスト自転車、EMOTORAD XPLORER(エクスプローラー)を購入しました。

クロスバイクが少ししんどくなってきた65歳の僕が、「これからも自分で自由に動くための相棒」として選んだ一台です。

結論から言うと、走り出せば最高です。

ただし、止まっている時は重い。
大きい。
取り回しが大変。

正直に言えば、最初の2〜3日は「えらいもんを買ってしまったな」と少し後悔しました(笑)。

それでも今は、この不自由さも含めて気に入っています。

自転車が佐川急便で届く時代になった

とにかくデカいし重い

XPLORERは通販で購入しました。

注文後は予定より早く、佐川急便で届きました。
今は自転車も、ネットで選んで自宅まで届けてもらう時代なんですね。

ただし、届いた箱は大きいです。

自転車本体は約30kg。
大きな箱に入っているので、重いだけでなく持ちにくい。

配達のお兄ちゃんも力持ちでしたが、一人で箱を運ぶのはかなり大変そうでした。僕も少し手伝いましたが、申し訳ないくらいの重量感です。

箱から出す時は、箱を横に寝かせて、自転車を引きずり出すようにすると出しやすかったです。

箱から出すのに一苦労でした

折りたためる。でも高齢者が持ち運ぶのは現実的ではない

XPLORERは車体を半分に折りたためます。

折りたたみ自転車と聞くと、

  • 車に積んでキャンプ先で乗る
  • 専用バッグに入れて電車で運ぶ
  • 旅先で気軽に使う

そんな使い方を想像するかもしれません。

でも、約30kgのこの自転車では、僕はその使い方を諦めました。

この鉄の塊を持ち運ぶ気はない!

車に積み込むだけでも大仕事です。
担いで電車に乗るなんて、考えただけで疲れます(笑)。

折りたためば少し場所は取らなくなりますが、軽くなるわけではありません。

折りたたんで車に積んだり、持ち歩いたりすることが目的なら、20kg前後のもっと軽いモデルを選んだ方がいいと思います。

XPLORERの折りたたみ機能は、僕にとっては「保管時に少しコンパクトにできる機能」くらいです。

軽いクロスバイクとは、まったく別の乗り物

違う乗り物だね!

僕は今まで、軽量アルミフレームのクロスバイクに乗っていました。

片手で持ち上げて家から出すことも苦にならない。
狭い場所でも、少し持ち上げて向きを変えられる。

それがクロスバイクの良さでした。

しかしXPLORERは約30kgです。

片手で持つなんて無理。
狭い場所での取り回しも大変。
後輪だけを持ち上げて、クルッと180度向きを変える――そんな芸当もできません。

買ったばかりの自転車だから、ブロック塀にこすりたくない。
倒したくない。
電気系統に何かあったら厄介そうだ。

止まっている時は、本当に気を使います。

最初の数日は、「重くて面倒なやつやなあ」と思いました。

でも、走り出した瞬間に気持ちが変わった

走り出したら快適

ところが、ひとたび走り出すと印象が変わります。

スーッと前に進む。
電動アシスト自転車だから当たり前なのですが、その当たり前がとても心地いい。

信号待ちからの発進。
買い物帰りの荷物。
少し向かい風の日。

クロスバイクなら気合いが必要だった場面で、体に余計な力を入れなくても前へ進んでくれます。

「これは楽しいな」と思いました。

重い車体は、走り出すと安定感にも変わります。

太いタイヤと前後サスペンションで、体が疲れにくい

タイヤサイズは4倍ぐらいか!

XPLORERは、20インチ×4インチのファットタイヤです。

幅にすると約10cm。
太くて空気量の多いタイヤなので、路面の細かな凸凹を吸収してくれます。

さらに、前後にサスペンションが入っています。

クロスバイクで走っていた時は、路面からの振動が手やお尻、体に伝わってきました。
XPLORERは、その振動がかなりやわらぎます。

長く走った時の体の疲れ方が違う。
これは僕にとって大きな魅力でした。

通勤で自転車を使う人にも、この感覚はおすすめです。

僕も会社員の頃、駅までママチャリで通っていました。
歩くよりは楽ですが、駅に着いた頃には汗をかき、少し疲れている。

その後に満員電車に乗って会社へ行く。
仕事が始まる前に、すでにひと仕事終えたような気分でした(笑)。

乗り心地の良い自転車なら、通勤の疲れを少し減らし、仕事のスタートも変わるかもしれません。

安定感は抜群。でもスピードの出し過ぎには注意

原付バイクのようです!

太いタイヤと重い車体のおかげか、走行中の安定感は抜群です。

多少スピードが出ても、ふらつくような怖さはあまり感じません。
気がついたら時速30km近く出ていたこともありました。

ただし、自分が怖くないからといって、周りの人が怖くないとは限りません。

歩行者、自転車、車。
特に人の多い場所では、スピードを出し過ぎないことが大切です。

安定して走れる自転車だからこそ、気持ちに余裕を持って、安全に乗りたいと思います。

最大耐荷重は120kg。荷物は自分の体重を引いて考える

僕は買い物にも使いたかったので、後ろにキャリアとバスケットを取り付けました。

米や飲み物、日用品など、重い荷物を背負わなくていい。
これは年齢を重ねるほどありがたいことです。

ただし、XPLORERの最大耐荷重は乗る人を含めて120kgです。

つまり、荷物をどれだけ積めるかは、自分の体重を引いた範囲で考える必要があります。

僕の場合は、現実的には米や飲み物、日用品を積む程度。
そこまで極端な荷物を積むことはありませんが、車体がしっかりしているので、買い物用としての安心感があります。

自転車が段差で跳ねても荷物が飛び出さないように、キャリアネットも付けました。

「どうすればもっと便利になるかな」と、自分好みにカスタマイズする。
これも大人の自転車遊びの楽しさだと思います。

型式認定を取得。購入後のサポートも確認できた

電動アシスト自転車を選ぶ時、走り心地だけでなく、制度や購入後のサポートも気になるところです。

XPLORERには、JIS規格に適合した型式認定番号として、交N22-37が記載されています。前照灯も標準装備です。

また、アフターサポートについては、EMOTORAD JAPANが点検・修理の相談、交換部品の供給に対応するとされています。

僕は購入時にメーカーと直接話をしましたが、対応はとても良い印象でした。

もし異常を感じた時は、メールなどで連絡すれば対応する、という説明も受けています。
幸い、今のところ故障や不具合はありません。

全国には公式取扱店が24か所あり、近くに店舗があれば試乗もできるそうです。

もちろん、一般的な自転車店では、扱っていないメーカーや特殊な部品について「できない」と言われる場面もあるかもしれません。

だからこそ購入前には、

  • 自宅の近くに公式取扱店があるか
  • どこで点検や修理を相談できるか
  • 部品供給の窓口はどこか

を確認しておくと安心です。

駐輪場、保管、雨対策。買う前に考えて

玄関には無理だった!

XPLORERは、走っている時は快適です。

でも、買う前に考えておいた方がいい「目に見えない不自由さ」もあります。

まず、太いタイヤは一般的な自転車ラックに入りにくいことがあります。
駐輪場は、平置きできる場所を探した方が安心です。

また、電気系統があるので、雨ざらしの保管には少し気を使います。

僕はバイク用の車体カバーを買って、できるだけ雨を避けるようにしています。

車体カバーは必需品

最初は折りたたんで玄関に置くつもりでした。
しかし折りたたんでも大きく、玄関に入れると圧迫感があります。

結局、屋外でカバーをかけて保管する方法にしました。

走り出すと戦車のようで、見た目も楽しい

ファットタイヤのXPLORERは、走り出すと戦車のようでかっこいい。

タイヤの音なのか、モーターの音なのか、走り出すと「シャーッ」という感覚があります。
僕は「走り出したぞ」という感じがして気になりません。

でも、静かな自転車が好きな人には、少し気になるかもしれません。

そして何より、人目を引きます。

原付用の黒いハーフキャップをかぶって、このファットタイヤの電アシに乗る。
パッと見たら、原付に乗っているように見えるかもしれません(笑)。

街中で振り返られることもあります。

目立つのが嫌な人には向かないかもしれません。
でも僕は、「こんな変なおじいちゃん、街中を探しても俺だけやろな」と思いながら乗っています。

それが、なかなかおもしろいのです。

XPLORERが向く人・向かない人

向く人

  • 走行中の安定感や乗り心地を重視する人
  • 買い物などで荷物を積みたい人
  • 少し遠くまで楽に出かけたい人
  • 人と違う、存在感のある自転車に乗りたい人
  • 車体の重さや保管場所を受け入れられる人
  • 近くに相談できる取扱店、またはメーカーサポートがある人

向かない人

  • 自転車を頻繁に持ち上げる必要がある人
  • 玄関や狭い通路で取り回したい人
  • 車に積んで気軽に運びたい人
  • 電車で持ち運ぶことを考えている人
  • 一般的な自転車ラックへ停める機会が多い人
  • 目立たない自転車が欲しい人

重さは欠点であり、魅力でもある

重量感が魅力かも^^

XPLORERは重いです。

止まっている時は、重い・大きい・小回りがきかない。
この不自由さを「かわいい」と思えないなら、もっと細いタイヤで軽い電アシの方が合っていると思います。

でも、走り出せばその重さは安定感になります。

太いタイヤは凸凹を吸収し、前後サスペンションは体への振動をやわらげる。
荷物を積んでも、堂々と走れる。

僕にとってXPLORERは、重くて手のかかる相棒です。

それでも走り出すと、毎回ちょっと気分が上がる。

だから、これからもこの戦車みたいな電アシで、いろいろな場所へ出かけてみようと思います。